感染したかも?HIVの初期症状。どうしたら?(長文)
少し間隔を開けてしまいました、わかばです。
GWはさすがに忙しいですね、ぐったりしてました。
僕がブログを書かない=忙しい ではなく、
=疲れて何も意欲がわいていない ということなので、おうちも悲惨な状況でした。
さて、気になる話題、「初期症状」について。
知っておくと、予備知識として万一の時にきちんと対応できます。
たぶん、これを調べている人も沢山いるのではないでしょうか。
僕も、いろいろな情報を調べていますが、
皆さんにご注意いただきたいことは
ネットの情報を鵜呑みにしないこと。 です。
僕のブログも同じです。ネット上にはいろいろな情報が蔓延っています。
藁にも縋る思いで調べる僕たちは、グイグイ引き込まれてしまいますが、
それが正しいという根拠なんてどこにもなく、返って不安を煽ります。
本記事では、初期症状とされる症状について、
できる限り情報を個人的観点のみならず、きちんとした研究資料を基に
考えてみようと思います。
<患者が感じる、HIVの主要な臨床症状 表①>
HIVに感染した後、通常「約1~6週間(ピークは3週間)」の潜伏期の後に、40%~90%の人が下図のような症状を感じるとされています。
要は、免疫がガクッと落ちるから、菌に冒されやすく、体調も崩れやすいということですね。
この中で、僕が感じたのは、
- 発熱
- リンパ節腫脹
- 発疹
- 関節痛
- 下痢
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐 でした。
でも僕の場合、熱もよく出る、扁桃腺もよく腫れる、頭痛はもともと
なりやすく、あまり気にしていませんでした。
ただ、関節痛、発疹、下痢が続き、検査に行こうと思いました。
とはいっても、日常の生活の中でも十分発生しうる症状なので、
一概にHIVのせい!とは言えません。
なんとなく、上記の症状をエッチしたあと時期を置いた後に感じて、
かつ理由がまったくわからない場合は、HIV検査を検討してみては。
もしくは、半年に一度はHIV検査を受けるようにする、と自身の生活の
ルーティンに組み込んでしまうこともいいと思います。
<お医者さんがHIV検査を検討する臨床症状>
病院の医者が、「あれっ?もしかしたら検査薦めたほうがいいかも」って思う症状の一例です。
上段は患者側の目線でしたが、ここからはお医者さん目線です。
- インフルエンザ様症状(特に数日を超えて続くもの)
- 伝染性単核症
- 原因不明の長期にわたる発熱
- 原因不明のリンパ節腫大
- 原因不明の脳炎・髄膜炎
- 血球減少(3系統いずれの減少も来しうる)
* 2012年3月5日付の厚生労働省通知(平成24年3月5日保医発0305第1号)において、性感染症合併例におけるHIVスクリーニング検査(HIV-1抗体検査・HIV-1/2抗体検査・HIV-1/2抗原・抗体検査)は、従来認められていた「HIVの感染に関連しやすい性感染症が認められる場合」に加え、「(性感染症の)既往がある場合又は疑われる場合でHIV感染症を疑う場合」にも算定可能と明記されました。
お医者さん目線の場合、症状は幅広く記載されています。
これは、もともと仕事柄病名が長い、というのも理由のひとつですが、
HIV感染の初期症状とともに、AIDS感染時の症状も記載しているからです。
(病院に来る患者さんが、すでにAIDSに発症している可能性もあるから)
もしご覧の方が、HIVの可能性を考えていたり、検査してみようかな、
と思っている場合は、ぜひ検査に迷わずGO!です。
して見なきゃ判らないし、して損することはありません。
無料・匿名で近くの保健所(住んでいなくてもいい)で
検査ができるので、ぜひ調べてみてください。
わかば。
今回のブログの一部データの出典
AIDS Clinical Center (ACC) 国立研究開発法人 国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター
表(1) Principles and practice of Infectious Disease. Mandell, Douglas, and Bennett's 8th edition,2014, 1548-49